2017年度第3回理事会の報告(速報)

2017年度第3回理事会の報告(速報)

 

 2018年1月27日(土)14時から、熊本市の社会福祉法人寿量会 地域密着型特別養護老人ホーム天寿園NeOの多目的ホールにて、2017年度第3回理事会が開催された。


 審議事項は、「正社員、賛助社員の入社承認の件」のみで、以下の諸団体の加入を承認した。

 ◇正社員(団体)  社会福祉法人京都南山城会(理事長 三上 勝利)

 ◇正社員(団体)  生活協同組合パルシステム東京(理事長 野々山 理恵子)

 一般報告は、次年度以降の中期の課題と6月の定時総会までに整理すべき事項(①入会金と会費の見直し②新たな役割、機能と業務内容の再整理③財政の安定と運営の改革等)と、中国、ミャンマーの生徒たちの近況を踏まえた、第1期生の受入に伴う新たな課題(独自のN3合格等のクリアー他)と対応方針について集中した討論を行った。

 次に、特別報告は、金澤理事長の「『優良な実習実施者』の集団を目指そう」。改めて、国際貢献なのか?介護人材の不足解消か?の問題提起から始まり、介護を追加した技能実習制度の矛盾を指摘しながらも、事業団の盟約として、「優良な実習実施者」の集団を目指すことが語られた。又、日本の介護現場が異文化交流を通じて活性化し、日本人の介護職員も間違いなく育つことが大切な意義との貴重な指摘があった。

 尚、当日の理事会は、地元の社会福祉法人寿量会はじめ5法人からのオブザーバー参加があった。

(廊下の壁画)

(おもちゃ図書館)

(廊下の壁画)


 又、当日は、理事会に先立ち、社会福祉法人寿量会の南キャンパスの施設見学会が開催された。

 熊本市奥古閑町、くじらが泳いでいる建物が「天寿園」。ホーム内には「おもちゃ図書館」「地域交流サロン・カフェ」等が併設され、子供たちや若いお母さんとの触れ合い、地域交流の場としても貴重な存在となっている。又、入居者が安心して自分のペースで生活できるように、個室を65室に増やしてユニットケアを提供。圧巻だったのは、昭和30年代の出来事や町の風景を専門家に依頼してホーム内の見事な壁画にし、思い出を語り心の活性化を図っていた。