2018年度 第3回理事会の報告

2018年度 第3回理事会の報告

2019年1月19日
専務理事  小沼 正昭

 2019年1月19日(土)、熊本県熊本市南区合志の社会福祉法人三顧会、特別養護老人ホーム 力合つくし庵の会議室にて、当事業団第3回理事会を開催した。


 開催に先立ち、恒例の当該各施設の見学会も実施された。まず、JR熊本駅から徒歩8分の熊本市中央区本山の特別養護老人ホーム向山つくし庵に集合し、同ホーム(定員29名)を見学。8室または9室を一単位とした日常生活で、全室個室。各ユニットに玄関があり、ご自宅での生活習慣・住み慣れた環境を持ち込んで頂き、ご自宅での生活のようなケアを目指されています。又、ユニット毎に、居間・台所があるので、ご自分の家として生活して頂いているそうです。お一人おひとりの生活スタイルに寄り添うケアを心掛けておられ、皆さん、ゆっくり過ごされておられるアットホームな佇まいでした。


 次に移動して、同じく、特別養護老人ホーム力合つくし庵を見学。この施設は、腎臓病人工透析の方の診療をしているクリニックが隣にあり、腎臓病や糖尿病など他疾病あっても医療と介護が密接に連携しホームの皆様の生活を総合的に支援しているそうです。
特別養護老人ホーム力合つくし庵は定員50名。他に短期入所生活介護事業[ショートステイ](定員10名)、通所介護事業[デイサービス](定員15名)を運営し、多様なニーズに応えていました。
コンセプトは、安心して最後まで尊厳をもって暮らせる場を目指し、中庭は、季節の樹木を楽しめ、安らぎとゆとりを実感できる施設でした。
向山つくし庵同様、地域交流スペースも設けられ、地域の会合や子ども会、習い事・余暇・趣味活動の場としてご使用いただいているそうです。又、最後になりましたが、入居者だけでなく、職員の皆さんを大切にしていることを実感した施設見学でした。


 第3回理事会では、第1号議案「正社員、賛助社員の入社承認の件」、第2号議案「中国医護家ケアリングとの「包括的な介護人材の育成に関する連携の協定書の締結の件」を審議し、提案通り、全員異議なく賛成、可決された。
 質疑では、2月に実施するミャンマー訪問の目的、3月初旬の入国が見込まれる第1期介護実習生25名との面接やその保護者の皆さんとの顔合わせに期待が膨らみ、少しでも来日しての不安等を排除し、しっかり、保護者とも近づくための懇談会とすることを誓った。又、4月から施行される、特定技能について、様々な疑問が出され、技能実習制度との関係性について、懸念される意見が相次いだ。情報など集め物事から避けることなく、注意深く対処を必要とすること、国の細目決定に注視する必要があることを確認した。

以上