現地レポート~ヤンゴン市内タケタ地区僧院のご紹介と若干のお願い

現地レポート~ヤンゴン市内タケタ地区僧院のご紹介と
若干のお願い

2020年4月14日

理事長 金澤 剛

 当事業団の目的に、日本で学ぶ介護実習生が送り出し国に必要な介護を創る担い手になるよう援助する、とある。

 ミャンマーは仏教国である。

 国民の9割は仏教徒であり、それも生活に根付いている、いやそれよりむしろ生活そのものが仏教であるとさえ思えるほどである。

 男性は誰でも10歳までに一度は出家。

 全国に1,500以上の僧院付属学校があり、診療所も数多く存在し伝統的にミャンマー社会の礎を担っている、その歴史は11世紀に遡れるほどである。

  

 時代は高齢社会の到来が必然とされている、ミャンマーもその波から避けることはできない。

 僧院付属学校、診療所の設立は時代の要求によりかねてから設置されているが、遠からずして高齢者、障害者の介護も必要になろう、それも施設介護から地域介護として。

 当事業団は、来るべきその必要に、現在、介護技能実習生として日本の介護施設にて実習に励んでいる実習生などに期待している。

 しかし、その実施には様々な困難があることが想像できる。

 その為、第一には実態の調査から開始し、その結果をもとに実施のための計画を作成するつもりである

 その調査地区は、ヤンゴン市内タケタ地区にある僧院を予定している。

 その僧院は、現在、小、中学校と診療所を付属施設として運営している。

 それに加えて、リハビリの施療を加える予定である。その必要な人々も現況ではサービスが受けられない現在である。その人たちに施療することを通して利用者の生活具合を垣間見ながら、今後必要なことを調査するつもりである。

 言葉を変えれば、デイケア施設設立、そして、それを基地としての訪問機関の設立の可能性の調査。

 また、このことは、当然今後のミヤンマ―全域に広がることの意味合いを持ったことと思うのでもあるが。

  

 まずは、僧院の実際をご覧ください。

 そして、我々の企画にご賛同いただいた方は、なによりも今必要としている資金にご協力いただければ幸いと思います。

 計画では、今年度は基礎調査の年として日本からリハビリフィジシャンを派遣する計画です、その任務は、僧院診療所にてリハビリを施療して、利用者の生活に迫りながら必要なサービスなどの現地調査です。

 その為500万の資金が不足しております。よろしくお願いします。

 当事業団のHPに、ヤンゴン市内タケタ地区にある僧院の現地レポートを通じて、ミャンマーの「介護」はこれからどうなるか?をアップした、是非とも、ご覧いただきたい。

 

以上