2022年度第4回理事会の報告

2022年度第4回理事会の報告

 

 4月15日(土)14時5分から、2022年度第4回理事会が、パルシステム生活協同組合連合会2階会議室にて、理事総数の過半数以上の理事7名(WEB出席2名)と監事1名が出席し、開催された。オブザーバーは、実出席者が7名、オンライン出席者が5名であった。

 尚、理事会は、新型コロナウィルスの感染拡大の防止の観点から、実出席者13名とオンライン出席者7名の職場並びに自宅をつなぐWEB会議システムを用いて実施した。


 議事は、先ず、以下の特別報告を行った。

 

○特別報告1「介護人スタッフを常用できる体制を作るために」

・事業団の到達点とこれからの介護人材の絶対的な不足予測を踏まえ、課題の第1が「外国人スタッフの常用体制の構築」にあり、その具体化のためには、就業規則、規定等の整備が必要なこと、そして、各受け入れ事業所による外国人スタッフの育成、指導、相談等の管理能力の強化求められることを、特別報告した。

○特別報告2「一時帰国と退職を伴う、出国(帰国)と脱退一時金の取得の件」

・第1期生、第2期生の意向を踏まえ、一時帰国(里帰り)と本人の希望に応じた、脱退一時金取得等のため、一度退職・出国し、再来日後に退職前と同じ法人等に就労する場合などの支援等について、特別報告があった。

 

○審議事項

第1号議案 2022年度事業報告、決算報告並びに剰余金処分(案)承認の件

・議案書に基づき、第1号議案の提案要旨等を説明させ、質疑の後、議場に諮ったところ、未払い費用、未払い法人税の確定と決算監査を受けた上で、6月の第10回定時社員総会に付議することを、全員異議なく賛成、可決した。

 

第2号議案 2023年度事業計画(案)並びに予算(案)決定の件

・議案書に基づき、第2議案の提案要旨等を説明させ、質疑の後、議場に諮ったところ、下記の意見を踏まえた、一部修正を前提に、全員異議なく賛成、可決した。尚、この修正については、理事長に一任した。

 □脱退一時金制度の趣旨、将来具体的に起こりうる不利益などをしっかり伝え、最終的な判断は本人に委ねて、事業団として、必要な支援をしするスタンスを確認した。

 □課題7については、一時金取得と出国再入国の支援は一応切り離して記載する。

 □課題8は、最近、各介護施設から、食堂厨房の調理員の人不足も深刻だという相談を受け、外国人スタッフの求人要望を受ける機会が多い。介護分野以外にもウイングを広げた、事業の利用もあっていいのではないか。

□SNSや人材紹介会社を通じて、飲食など他職種への転職も増えることも見込まれる。

  会員で、かかる人材を採用できる施設があれば、新たな受け皿になってもらう、あるいは、欠員を、広く、求人募集出来る等の人材紹介事業も必要になってくるのではないか。

 

第3号議案 役員(理事)補充の件

・議案書に基づき、第3議案の提案要旨等を説明させ、質疑の後、議場に諮ったところ、新たな理事候補者をパルシステム東京から推薦を受けて、6月の定時社員総会にこの議案を付議することを、全員異議なく賛成、可決した。

 

第4号議案 役員(理事)報酬上限額決定の件

・議案書に基づき、第4議案の提案要旨等を説明させ、質疑の後、議場に諮ったところ、全員異議なく賛成、可決した。

又、下記の意見を頂き、次年度の検討課題とすることを確認した。

□ 支払う理事報酬のアップを検討すべきである。

□ 報酬総額の上限額の決定であり、もっと、余裕を持たせた金額設定が適当ではないか。

 

第5号議案 第10回定時社員総会の開催日時及び場所並びに社員総会の目的である事項決

定の件

・議案書に基づき、第5議案の提案要旨等を説明させ、質疑の後、議場に諮ったところ、全員異議なく賛成、可決した。(第10回定時社員総会は、6月24日(土)14時から)

 

○一般報告

・議案書に基づき、一括して報告、説明させ、質疑を行い、下記のことを確認した。

又、質疑のなかで、「寿量会での外国人の一時帰国の取り組み方」のレポート報告も頂いた。

□ 4月1日付で、社会福祉法人寿量会の新理事長に梶原 瑞恵さ月31日付で、の米満 淑恵理事長が退任し、

□ 2期生の反省から、3期生の技能実習3年修了後の進路説明会を再開し、各受入機関の代表者も参加すること確認した。

□ 外国人スタッフの常用体制の構築には、各会員事業所における、相談機能の強化が課

題であり、教育・生活指導員等担当者を窓口に、相談と問題の解決能力を具体的に高

めることを確認した。

 

その後、議事審議を終了し、16時40分 に閉会を宣言して散会した。